また絵に描くぞ
このゲームのプロセスを絵に描きます。

「判断」のボックスでは、複数の道のどれかを子供が選択できます。赤い道で示してあります。

「神様」のボックスでは、人の判断の入れないところです。神様が定められた確率にしたがって「えいやっ」と道を決めてくれます。青い道で示してあります。青い道には分岐する確率が記入してあります。

より優れた道を選んでいくわけです。太くしてあります。細い方と比較して下さい。

「大、中、小」は得られた金額の大きさです。もちろん、「大」を取りたいでしょうし、「小」ではがっかりということになります。その下に書いてある数値は、ここにたどり着く確率です。

もうひとつ大事なのは、Aの封筒の中身を見たときです。どちらの金額が大きかったかは、神様しだいです。これは、子供が知り得た大切な情報となるのです。

このような図を「決定の樹(Dcision Tree)」といいます。図の描き方は自分流にやればよいのです。大切なことは「判断の分岐」と「神様が道を選択する確率」をきちんと書くことです。ここでは道の選択確率は等確率ですが、そうでないケースもあるわけです。さらに、決定のプロセスが進むにつれて明らかになってくる「情報」が入っていないと判断の材料を捨ててしまうことになります。ああ、もったいない。


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